「ドローンは操作が難しそうだし、自分が資格取得できるか不安…」という方から、
「資格取得するのに講習ってどんなことをするんだろう?」と不思議に感じている方にまで、
不安や疑問を解消するべく、ドローン未経験者である当校のスタッフMさんにドローンの民間資格であるJUIDAを取得するまでのお話を簡単に伺いました。
2023年9月にロイヤルドローンスクール広島に配属されたスタッフMさん(女性)が、配属2ヶ月でドローンの民間資格であるJUIDAの資格を取得しました。
2023年11月6日時点で、26歳です。
挙げきれないくらい多趣味ですが、今ホットなのはフィルムカメラと灯台巡りです。
2023年11月現在で配属から2ヶ月経ちました。
の2つの資格をドローンスクールに配属後に取得しました。
「JUIDA無人航空機操縦技能証明」とはドローンを安全に運航させるための知識と操縦技能を持っていることを証明するものです。
「JUIDA無人航空機安全運航管理者」は管理者としてドローンの運航業務に携わるために十分な安全と法律の知識を持っていることを証明するものとなっています。
配属から半月ほど経ったときに、講師でもある上司にドローンの練習をしようと誘っていただいたことがきっかけで、そのとき初めて操縦しました。
当初ドローンは両手に乗る程度の大きさだと思っていたため、使用するドローンの大きさに驚きました。
プロペラガードなどを装着するともっと大きくなり、この大きさのものが小さなプロペラで飛行することにも驚きました。
また、操縦に関しては漠然と「難しそう」という印象がありました。
※プロペラガードとは回転するプロペラから人や物を保護する役割があり、ドローンのプロペラに装着するものです。
事前にJUIDAの講習を見学したことがあったため、操縦の際の気を付けるべきポイントなどは知っている部分も多い中での初操縦でした。
難しそうという印象がありましたが、GPSありでの飛行はラジコンカーよりも扱いやすい感覚でした。
しかし、スティックを真っ直ぐ倒したつもりでも若干斜めに倒れており、意図せず旋回してしまうことが多く苦戦しました。
また、目標地点であるパイロンと機体との距離感の掴みにくさにも苦労しました。
受講しました。ロイヤルドローンスクール広島でも定期的に開催されているJUIDAの標準2日間コースと、JUIDA安全運航管理者コースを受講しました。
標準2日間コースを受講し修了審査に合格すれば「JUIDA無人航空機操縦技能証明」を、
安全運航管理者コースを受講し審査に合格すれば、「JUIDA無人航空機安全運航管理者」の資格を取得することができます。
標準2日間コースと安全運航管理者コースの詳細はこちらからご確認ください。 >> JUIDA無人航空機講習(標準2日間コース/安全運航管理者コース) |
標準2日間コースについて、学科と実技それぞれどうだったのかを伺いました。
JUIDA標準2日間コースでは、1日目は学科、2日目は実技を行います。
両日ともに9時~18時まで授業があるため、休憩を挟みながらではありますが長丁場です。
しかしその分、2日間という短い期間でもかなり豊富な知識が身に付きました。
学科講習では法律や機体の構造、気象、運用の注意点に至るまで幅広い分野を学びます。
ドローンを運用する際に必要な知識の多さと深さには驚きました。
全くドローンの知識が無い状態だったため受講前は不安でしたが、噛み砕いて説明してくださるため理解しやすく、難しさを感じるところはほとんどありませんでした。
ただ、カテゴリー概要など似ている項目が多いため覚えるのは一苦労でした。
法律関連は今まで触れたこともないお話だったため、ドローンを飛行させるという1つの行為に航空法や民法、刑法などたくさんの法律が絡んでくることがわかり、とても興味深く楽しんで学ぶことができました。
講義の中で事故事例の紹介があったのですが、中には重症事例も多数あり、ドローンにそこまでの威力があるということに驚くと同時に、飛行の際は安全に配慮する必要があると強く感じました。
また、ドローンを使用するお仕事と言えばテレビやPVといった映像作品が主であると考えていましたが、お仕事のために受講される方の多くが点検や測量に使用されると知り、イメージとのギャップを感じました。
事前講習として、機体の組み立て方やモニターの見方、点検方法など機体の準備から学びます。
その後、受講者は最大5人までのグループに分かれて、グループ内でローテーションをしながら実際に機体を操縦します。各練習が終わると最後に修了試験を行います。
GPSを切った状態での着陸です。着陸地点上空で静止・下降までを問題なく行なっても着陸地点付近になると地面効果により機体の位置が定まらなくなるため焦ってしまい、着地はバウンドしてしまうことが多々ありました。
この点は未だに私の課題です。
GPSを切った状態での操縦です。
GPSを切ることで風の影響を受けるようになるため、終始スティック操作で前後左右の動きを制御する必要があります。
受講者の方も苦戦する方が多い操作ですが、難しいからこそできたときの達成感も大きく楽しかったです。
受講者の方はほとんどが初対面の方ですが、同じ修了試験合格を目指す身ということで、皆さまで応援しあったりとても良い雰囲気でした。
お昼休憩でも受講者の皆さまとお話をさせていただきとても楽しく受講しました。
続いて、安全運航管理者コースについて伺いました。
JUIDA安全運航管理者コースは、JUIDA標準2日間コースを受講された方向けの講習で、9時~13時まで学科講習があります。
標準2日間コースと比べると、より実践的でアウトプットに重きを置いた講習でした。
安全にドローンの運航管理を行うために必要な知識や様々なリスクについて学びます。
受講者が考えを発言する演習課題もあり、実務を想定して取り組むことができました。
指定されたシチュエーションでドローン運用を行う際のリスク想定演習です。
講習で学んだことはすぐに思い至りましたが、企画書などに記載されていない部分も調べたり想像したりと情報を補いながら、リスクを考慮して飛行計画を立てる必要があることに実務運用の大変さ・難しさを感じました。
上記のリスク想定演習も含めて、演習課題では他の受講者の方の意見も聞くことができるため、自分にはない考えを知ることができて面白かったです。
特に、リスクを点数化する課題では全く同じ条件でも人によって点数の付け方に差が生じたりと、各々のリスクの捉え方の違いを感じ、とても参考になりました。
ドローンを運用する上でリスクは切り離せないものであることを再認識させられました。
また、実務において依頼者が必ずしもドローンに詳しいとは限らないため、難しい依頼をされた場合は自分の能力とリスクを考えながら、時には断ることも重要だと感じました。
普段から実務に携わっている現役プロパイロットの講師による講習を行なっているため、より具体的なお話を聞くことができる点が大きな魅力だと思います。
教本だけでは知り得ない実際の現場での危険について、体験談を交えてお話ししていただき、イメージしやすいのは勿論、各所の注意が必要な理由も理解しやすかったです。
また、実技ではそれぞれの受講者に合った指導をしてもらえるため、私自身の癖や改善ポイントを教えていただき、短時間での上達に繋がりました。
ノーズインサークルです。これは被写体を中心にして円を描くように機体を旋回させる撮影方法のことです。大好きな灯台をこの撮影方法で撮影することが今の私の目標です。
ドローン操縦は無資格でも行うことができます。
しかし、学ぶべきことの膨大さや重大さに無知のまま操縦させることはかなり怖いことだと感じました。
もしドローンに興味があるけれど何から手を付ければ良いかわからない、既に運用しているけれど不安要素がある、そんな方はぜひお気軽にロイヤルドローンスクールにご相談ください。
私もまだまだ勉強中です。一緒に不安要素を取り除いていきましょう。
以上、スタッフMさんのお話でした。
今はドローン免許(国家資格)の取得を目指しているそうですので、ドローン免許取得までのお話についても今後していければと思います。
これを読んだ皆さまが、ドローンの資格取得を前向きに考えてくださるようになれば幸いです。
2024年1月にドローン国家資格である二等無人航空機操縦士を取得したとのことですので、そちらについてもご覧ください。 >> 当校社員がドローン免許を取得するまで~二等国家資格に挑戦~ |
ロイヤルドローンスクールは、広島県広島市にある登録講習機関の1つです。ロイヤルドローンスクールでは、国家資格の区分に合わせて、操縦技能の基礎技能・運航管理体制構築スキルの習得や、業務で活かせる実用的な操縦及び運用テクニックなどの習得ができます。
学科試験合格のための各種対策・フォローなども行っております。
広島県でドローン免許の取得をお考えの方は、ロイヤルドローンスクールにお任せください。
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