ドローン免許の取得費用はいくらかかる?

2022年12月に国家資格化されたドローンですが、ドローン免許(国家資格)を取得するのに費用はどのくらいかかるのでしょうか。今回は、ドローン免許を取得するまでにかかる費用についてお話します。

ドローン免許は取得するのに二通りの方法があり、それぞれの方法によって金額は異なってきます。

ドローン免許を取得する方法

まずドローン免許を取得するまでの流れについて簡単にお話しすると、ドローン免許を取得するには【国土交通省に登録された登録講習機関に通う場合】と【登録講習機関に通わない場合】の二通りがあります。

ドローン免許の取得方法について詳しくは下記をご確認ください。
>> ドローン免許(国家資格)の取り方

国家資格の試験では学科試験・実地試験・身体検査に合格する必要がありますが、登録講習機関に通った場合、実地試験が免除となります。(正確に言えば、登録講習機関で実施する修了審査に合格し卒業となれば、実地試験免除となります。)

登録講習機関に通う場合

登録講習機関に通う場合、実地試験が免除となるため、ドローン免許の取得まで以下のような流れとなります。

  1. 登録講習機関で講習を受講(学科と実技)
  2. 学科試験を受験
  3. 身体検査を受検
  4. 合格後⇒技能証明書交付

登録講習機関に通わない場合

登録講習機関に通わずにドローン免許を取得しようと思った場合、実地試験を受ける必要があるため、ドローン免許取得までには以下のステップを踏まなければなりません。

  1. 学科試験を受験
  2. 実地試験を受験
  3. 身体検査を受検
  4. 合格後⇒技能証明書交付

ドローン免許取得にかかる費用項目

ドローン免許を取得するまでの上記のような流れを踏まえると、かかる費用の項目としては下記4点があげられます。

  1. 登録講習機関の受講料+入校金(実地試験免除の場合)
  2. 学科試験の手数料
  3. 実地試験の手数料(実地試験を受験する場合)
  4. 身体検査の手数料
  5. 技能証明書の交付手数料

登録講習機関に通う場合は、【登録講習機関の受講料・入校金】+【学科試験の手数料】+【身体検査の手数料】+【交付手数料】が、
登録講習機関に通わない場合は、【学科試験の手数料】+【実地試験の手数料】+【身体検査の手数料】+【交付手数料】が費用としてかかります。

ドローン免許 取得費用の項目

では、それぞれいくらになるのかを見ていきます。

登録講習機関の講習料+入校金

ドローンの登録講習機関は日本全国に数多くあるため、講習機関によりかかる費用は様々です。
入校金があるところもあればないところもあり、講習のカリキュラムによって講習料も異なります。

費用を公開しているいくつかの講習機関のホームページを確認したところ、講習料に関してはざっくりと下記の金額でした。

種別 経験の有無 講習料
一等無人航空機操縦士 初学者向け 50万~110万円
経験者向け 25万~45万円
二等無人航空機操縦士 初学者向け 20万~40万円
経験者向け 5万円~20万円

金額についてはかなり大まかな金額ですので、通いたいと思っている登録講習機関に直接確認することをおススメします。

学科試験の手数料

無人航空機操縦士試験案内サイトによると、学科試験を受験するのに必要な手数料は一等と二等でそれぞれ下記の金額です。

種別 手数料
一等学科試験 9,900円
二等学科試験 8,800円

参照:無人航空機操縦士試験案内サイト 技能証明試験の種別・手数料

実地試験の手数料

実地試験では、機体の種類や試験の種類によって金額が変わります。
ここでは最も一般的な機体である回転翼(マルチローター)で、基本(昼間・目視内・25kg未満)の手数料について記載します。

種別 手数料
一等実地試験
基本(昼間・目視内・25kg未満)
22,200円
二等実地試験
基本(昼間・目視内・25kg未満)
20,400円

無人航空機のその他の機体、回転翼(ヘリコプター)や飛行機の実地試験手数料について知りたい方は下記のサイトをご確認ください。

参照:無人航空機操縦士試験案内サイト 技能証明試験の種別・手数料

身体検査の手数料

身体検査の手数料は、書類での受検と会場での受検で異なります。

受検方法 手数料
書類での受検 5,200円
会場での受検 19,900円

書類での受検とは、自動車運転免許証(自動二輪免許、小型特殊免許及び原付免許を除く。)や医師の診断書(指定の様式あり)などのいずれかの書類を提出することで書面で身体検査を受検する方法です。
会場での受検は、受験者が指定試験機関が準備する会場で直接身体検査を受検します。

参照:無人航空機操縦士試験案内サイト 技能証明試験の種別・手数料

交付手数料

試験に無事合格すると、無人航空機操縦者技能証明書が交付されますが、その際も以下の手数料がかかります。

区分 手数料
新規申請 3,000円
登録免許税(一等のみ) 3,000円

最後に

以上がドローン免許を取得するまでにかかる費用項目と具体的な金額でした。
ドローン免許に関わる項目のみをあげましたが、自宅でドローンの練習をしたいという方などはドローンの機体を購入する必要などもあり、さらに費用がかさむことも考えられます。
かけることのできる費用と時間を考慮して、ドローン免許(国家資格)に挑戦してみましょう。

ロイヤルドローンスクール

ロイヤルドローンスクール広島は、広島県広島市にあるドローンの登録講習機関です。
資格の種類(国家資格・民間資格)や国家資格の区分に合わせて、操縦技能の基礎技能・運航管理体制構築スキルの習得や、業務で活かせる実用的な操縦及び運用テクニックなどの習得ができます。
学科試験合格のための各種対策・フォローなども行っております。

広島県でドローン免許の取得をお考えの方はぜひロイヤルドローンスクールにお越しください。

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